将来の歯並びについて、分かり始めるのは、前歯が上4本、下4本生え変わるころと言われています。ただし、レントゲンや歯型を採っても、まだ生え変わりや成長があるので厳密には分かりませんので、治療をする場合は、途中でレントゲンを撮ったり身長を計ったりしながら治療をします。
将来の歯並びについて、乳歯の時に歯と歯の間にすき間がないと歯並びが悪くなると言われることがあります。簡単な目安ではありますが、すき間があっても、きれいに並んだ出っ歯や受け口になる可能性がありますし、また、すき間が無くても大人の歯の大きさと顎の大きさのバランスなどで、きれいに生えることもあります。
学校検診では問題が無かった、1度受診した際に治療が要らないと言われたけど…と受診の時にお話を伺うことがあります。子供は、成長や生え変わりがあることと先生や病院によって治療方針が違うので、何人かの先生に相談してみる、何度か相談してみる、ということもお勧めしています。
乳歯の時にはきれいだったのに、乳歯の時に一度きれいに並べたのに、というケースも成長や癖、生え変わりに伴って歯並びが悪くなってしまうことがあります。また、早めに乳歯の頃から始めたので、悪い癖が無くなってあごのバランスが良くなったということもあります。自分の場合はどうなるのか相談してみることをお勧めしています。